狐草子

世界が面白くてよかった。大丈夫まだ書ける。

これは強力な自戒です

 

 

 

考える。自分は何ができるのかを。

 

 

例えば私は、落合陽一が好きだ。西野亮廣が好きで、宇野常寛も好きだ。彼らの発信する情報を面白いと感じるし、その切り口はとても興味深いと思う。尾原和啓も好きだし、けんすうさんのことも好きだ。彼らに見えている社会の行く末を知りたいと思う。

 

今の世の中の不満がどんどん解決できればいいと思う。学びたい人が学びたい時に学びやすい世の中になるべきだと思うし、働きたい人だけ働いて、働きたくない人は働かなくても生きていける世の中がいいと思う。食事は食べたい時に趣味として楽しんで、移動も睡眠もめんどくさいから、ゆくゆくは「脱身体」できたらいいなあ、なんて。

 

だけど。私はそれらの問題について、なにか革新的なことができるのかと問われたらそれはノーと答えるしかない。新しい何かを生み出す人はいつだって、誰かのフォロワーにはならないのだ。現状を自分なりの切り口で解釈して新しい視点を見つけたり、あるいは製品を、技術を、創り出したりする。私にそれができるとは到底思えない。

 

つまり、私はフォロワーなのだ。宇野さんのフォロワー、尾原さんのフォロワー。彼らの発信する世界をおすそ分けしてもらって、楽しいな、こういう世の中になったら素敵だな、と思う。

 

別にそれが悪いことだと言っているわけではない。全ての人が何かを生み出せるなんて思っていないし、そうある必要もない。ただ、自分が新しい何かを生み出す器ではないことを自覚しなければならないと思う。

 

 

私がなにか面白いことを言っていていたとしても、それは彼らが言ってることの受け売り(たまに私なりにリミックスしたもの)だし、なんというか、虎の威を借る狐であることを忘れてはいけない。

 

ちょっと別件だけどおもしろいなと思った記事

geriburo.com

 

 

彼らの言説を鵜呑みにして心酔し、周りの人に希釈して垂れ流すようなことはしてはいけないと思う。してはいけないというか、メチャクチャ無駄だなと思う。Tipsとしてチラつかせて、興味を持った人にだけ入り口を伝えたらいい。私の頭を介して解像度が落ちてしまった状態で伝えるより、一次情報にアクセスしてもらったほうがいい。やらないように気をつけなくちゃ、といつも思っている。

 

 

これは余談。私は中学生の時、国語の教科書に載ってる森鷗外の『高瀬舟』を読んで、なんてつまらないんだ!!!!と思った。

 

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言葉はむずかしいし、ストーリーはまあまあ衝撃的だけど、結局何がいいたいのかよくわからない。そもそも時代設定が昔のことすぎてピンと来ない。中学生の私はそれ以降、森鷗外をはじめとする純文学に「面白くない」「難しい」というレッテルを貼って遠ざけてしまった。高校生の時に授業の外で鷗外に出会い直して、その威力に気づけたことは幸運だった。その偶然がなかったら、私は今でも鷗外に対する苦手意識を抱えたまま残りの人生を送っていただろうと思う。

 

 

押し付けられたものは、大抵おもしろくない。

 

 

考えを話すときは、簡潔に、わかりやすく。自分の話し方のせいで他人の苦手意識を作ってはいけない。そして、自分の思考は誰かの受け売り、もしくはリミックスであることを忘れてはいけない。

 

 

さて。では。

 

・誰かのフォロワーであることに甘んじている

イノベーションを起こすこともできない

・「インフルエンサー」の発信する情報を追うだけで精一杯

 

こんな私に、一体なにがどれだけできるのだろうか。

 

 

半径数十メートルの人間をハッピーにできたらいいと思う。自分がハッピーになれるから。自分が生きやすくなるから。そのために、情報発信力のある人たちの言っていることを取り込むのはそれなりに効果があることだと思うし、何よりワクワクする。ワクワクしている人の周りにはワクワクしている人が集まると思うし、楽しそうにしている人はそれだけで幸せをばらまいてると思う。楽しそうな人眺めるのスキ……。

 

 

 

いろんな視点を持つことは単純に楽しい。それを使ってどうこうしようというより、考え方の幅が広がって自由になる感じ。今まで考えられなかったことが考えられるようになる感じ。情報を追いかけて、自分に取り込んで、そうしていく中で革新的とまでは言えなくても、なにか面白くて楽しいことができたらサイコーじゃん!と思う。

 

 

 

 

それは、無印良品レトルトカレーを食べまくる「無印カレーパーティーをする!」みたいなレベルの話でもいいのだ。カレーは人をハッピーにする。場の設定の仕方ひとつで、周りの人と一緒に感じる「楽しい」はきっと増幅させられる。

 

 

 

 

 

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落合さんには「30年後の世界をHAPPYにしてください!」と言ってもらったけれど、「世界」の大きさは自分なりに調節して、自分と、その周りの人たちを幸せにできたらいいな、と思ったのでした。それだってメチャクチャ難しい!

 

 

 

人を愛せる人になりたい!!!(どっから湧いた結論なのか)

なんかわかんないけど、そうなりたいって強く思うから頑張るよ。

 

 

 

いつも以上に、まとまっていない考え事をそのまま記事にしてしまいました。思うところがある人、何もない人でも「せやな〜」みたいなやつでもいいので感想やコメントいただけると嬉しいです!