長いことやっていたバイトをひとつやめた。その日は生憎の雨だった。少し遠いこの街まで時間をかけて通勤する、その時間すら苦にならないくらい働いていて楽しかった。終わりというのは往々にして後からその実感が追いつくものだけれど、長く勤めた割に感慨…
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